関　連　情　報

＜音楽現代推薦盤＞

音楽の花束

〜ヴァイオリンを愛する人へ〜

Musical Bouquet

ヴァイオリン ： 島根　恵
ピアノ ： 志村　泉

【賛助演奏】　　　　　　
チェロ ： 島根　朋史

ヴァイオリン使用楽器：Marcello Ive 2003
(Model : GUARNERI)

ヴァイオリンを学ぶ時一度は弾いた曲、

あるいは弾いてみたい曲のＣＤを

リリースいたしました。

このＣＤでは

初級から上級まで幅広い

曲目を集めました。

　コジマ録音 / ALCD-9067

　　\2,800(税抜)

●F.クライスラー
　2. 前奏曲とアレグロ
　3. シチリアーノとリゴドン
　4. コレルリの主題による変奏曲

●G.F.ヘンデル
ヴァイオリン・ソナタ イ長調
　5. Andante
　6. Allegro
　7. Adagio
　8. Allegro
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調
　9.　Adagio
　10.Allegro
　11.Largo
　12.Allegro

●J.H.フィオッコ
　13.アレグロ

●F.ザイツ
学生のためのヴァイオリン協奏曲
第２番 ト長調 作品13より
　14.第３楽章
学生のためのヴァイオリン協奏曲
第５番 ニ長調 作品22より
　15.第１楽章
　16.第３楽章 ロンド

●J.S.バッハ
無伴奏チェロ組曲 第３番 ハ長調より
　17.ブーレ（チェロ独奏：島根朋史）

●C.ペツォルト
　18.メヌエット ト長調／ト短調

●[作曲者不詳]
　19.メヌエット ト長調

●J.S.バッハ
組曲 ト短調より
　20.メヌエット ト長調

●L.v.ベートーヴェン
　21.メヌエット ト長調

●J.ブラームス
　22.ワルツ

●G.F.ヘンデル
ソナタ ト長調より
　23.ブーレ

●T.H.ベイリー
　24.ロング・ロング・アゴー

●J.A.シュルツ
　25.いざ子どもたちよ（クリスマスの歌）

音色も、年とともに艶やかさが増し、深い円熟の時期を迎えられたようだ。
これら、全ての曲の異なる特徴を出して、しかも、技術的に完璧に演奏することは、なかなか容易に出来るものではない。

ヴァイオリンの最も魅力ある作品を並べたこのCDは、それを学ぶ若い人達にとって理想の演奏となるに違いない。

ヴァイオリニスト、東京音楽大学学長　
海野　義雄　

推薦　曲目は多岐にわたっているが、どれも共通するのは古典的な格調高い音楽であること。何の修行でもそうだが、習得の基礎が古典に在るのは自明の理で、ヴァイオリンにおいても古典を学ぶ意義は大きく、ここで演奏されている諸曲は、そのための格好の教材と言えるだろう。ただそれだけではなく、これらの作品が音楽としての限りない魅力を備えていることも看過できない事実で、バッハに始まり、ヘンデルからクライスラーまで、旋律と和声の黄金律を窮めた音楽たちは聴いていて心が洗われる思いがする。島根は各曲に濃やかな愛情を注ぎ、過不足なく表現しているのがよい。学習者のみならずヴァイオリン好きの方に一服の清涼剤としてお奨めだ。

−　保延裕史　−　
音楽現代 2007.5より　

とりわけヘンデルの《ソナタ》２曲（イ長調HWV361およびヘ長調HWV370）などは、典雅に引き締まった佳演として、心おきない賛辞に値するものであろう。

−　濱田滋郎　−　
レコード芸術 2007.4より　

スズキ・メソードの教本で採用されている曲が多いので、この教本でヴァイオリンを学んだ人にとっては、とても懐かしく感じられるアルバムだ。島根の演奏は素直でクセがなく、ヴァイオリン学習者の良いお手本になるだろう。

（直）　
CDジャーナル 2007.5より　

どの楽器の世界でもそうだが、学習者の間では馴染みのある作品でも、一般の音楽愛好家の間ではほとんど知られていない名曲、つまり「お稽古名曲」というものがある。このＣＤでは、”ザイツ：ヴァイオリン協奏曲第5番”や”フィオッコ：アレグロ”といったお稽古名曲が収められている。「音楽を学ぶのに一番大切な事は、素晴らしい演奏を沢山聴いて、音楽的センスを養うこと」と、島根がライナー･ノートで書いているが、全くそのとおりである。そういう意味においても、このディスクはまさに音楽的センスを養うのにもってこいと言えよう。

ストリング 2007.5より　

音楽を学ぶのに一番大切な事は、素晴らしい演奏を沢山聴いて、音楽的センスを養う事と、聴いてくださる人々のために精一杯の努力をかたむけるエンターテインメントを学ぶ事だと思います。もし、このCDが少しでもその助けになれば幸いです。

島根恵　ライナー・ノートより