推薦のことば待ちに待った島根さんの新しいCDが出た。
ポピュラーな小品を交えたプログラミングがとても楽しい。
さらに、高度なテクニックに支えられた豊かな深い響きは、ヴァイオリンでしか表すことの出来ない繊細さと力強さを見事に表現していて素晴らしい。
そして颯爽と活き活きしたボーイングさばきで、演奏している姿が目の前に浮かぶような輝きに満ち溢れるこのCDは、ヴァイオリンを学ぶ若い学生さん達とって、バイブルのような存在になるだろう。
ヴァイオリニスト、東京音楽大学学長
海野 義雄
艶やかな美しい音と素晴らしい演奏に感動・・(中略)・・・これからも何度も何度もくり返して聴かせていただくことになると思います。・・(中略)・・・演奏が素晴らしいことは言うまでもありませんが、私の個人的な趣味のオーディオ的な観点からも、これだけ美しい生に近い音を録音された録音技師の方にも拍手を送りたいと思います。
バイオリン工房 前田幸雄
明るい音色がすばらしく、音程の焦点が絞れていて、技術的にも安定しているし、音楽的にも洗練されている。上品で控えめ。全体的に好感が持てる・・・(中略)・・・1曲目のクライスラー編曲のモーツァルトの《ハフナー・セレナード》。伸びやかな生き生きとしたフレージングが楽しい・・・(中略)・・・2曲目のクライスラーの《スケルツォ・カプリース》作品6のレチタティーヴォの語り口の味わいの豊かさ、スケルツォの出だしの魅力的な節回し・・・(後略)
− 那須田
務 −
レコード芸術
2009.1より
タイトルになっている、チャイコフスキーの「なつかしい土地の思い出」などのプロの演奏家がプログラムに取り入れる有名曲はもちろんだが、学習者の間では有名でありながら、一般にあまり知られていない名曲も収められている。
ストリング 2009.1より
この『なつかしい土地の思い出』は、『ヴィオリーノ・アフェットゥオーソ(愛のヴァイオリン)』『音楽の花束〜ヴァイオリンを愛する人へ』に続いてヴァイオリンを学ぶ方々はもとより、ヴァイオリンを愛する全ての方々にお贈りするCDの第3弾です。
このCDにはヴァイオリンを始めたばかりの方たちが学ぶ曲から超絶技巧の曲まで幅広く収録されておりますが、どの曲にも、聴衆を喜ばせようとする作曲家の思いや、ヴァイオリン演奏の技術を高め、ヴァイオリン音楽を大きく発展させた往年の大ヴァイオリニスト・作曲家達の熱い情熱が込められていると思います。
今回も国際的に活躍されているピアニストの志村泉さんとともに、大芸術家の先輩方に感謝を込めて演奏いたしました
島根恵 ライナー・ノートより
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